DTMとDAW、MIDIの違いは何?

DTM初心者がDAWとMIDIの違いについて説明する

DTMで購入するべき機材

DTMをやりたいのであれば、いくつかの機材は購入しておいた方が良いでしょう。

まず、揃えるべき機材は「オーディオインターフェイス」と「MIDIキーボード」です。

また、ボーカルを自分で歌って録音する場合には、マイクとマイクケーブル、ポップガード、ショックマウントホルダーなども購入しておいてほうが良いでしょう。

オーディオインターフェイスとはどんな機材?

オーディオインターフェイスというのは、エレキギターシンセサイザー、マイクなどをケーブルで繋ぎ、パソコン内にオーディオデータとして送信するための機材です。

プラグインなどを使って楽器の演奏音を出力せずに、自分自身でエレキギターなどを弾いた演奏音を録音して出力する場合には、オーディオインターフェイスは必ず必要になる機材です。

オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスの種類は様々で、ファンタム電源付きのものや、ミキサーなどが搭載されている物も販売されています。

ただ、DTMを始めたばかりの人であれば、難しいパラメーターやツマミ、フェーダーなどが備わっているオーディオインターフェイスは使いこなす事が出来ないと思います。

また、そうしたオーディオインターフェイスは五万円くらいの価格帯になっている事も多いので、ちゃんと使いこなせるようになるまでは、宝の持ち腐れ状態になってしまいます。

ですので、まずは、手ごろな一万円以下のオーディオインターフェイスを購入して、楽器とパソコンの接続の仕方や、ASIO規格のオーディオドライバのインストール方法と設定のやり方など、最低限の知識を身に着けたから、高機能なオーディオインターフェイスを購入するようにしましょう。

MIDIキーボードは必要なのか?

MIDIキーボードとは、MIDIデータをプラグインやハードMIDI音源などに送信するための機材の事です。

MIDIキーボード

MIDIキーボード

MIDIキーボード以外にも、MIDIデータを送信するものにはMIDIシーケンサーがあります。

MIDIシーケンサーでは、MIDIデータの打ち込みと編集が行えるので、MIDIシーケンサーがあれば、MIDIキーボードがなくても打ち込み系楽曲を制作する事は可能です。

そのため、DTM初心者の人の多くが、”MIDIキーボードは必要ないんじゃないの?”と思われてしまうのですが、実際にはMIDIキーボードが無いと、ほとんど作曲作業が行えません。

なぜなら、MIDIシーケンサーではリアルタイムにメロディーやフレーズを鳴らす事はほぼほぼ出来ませんし、伴奏などはマウスのクリックで鳴らす事は不可能です。

MIDIシーケンサー

MIDIシーケンサー

要するに、MIDIキーボードとMIDIシーケンサーDTMを行う際の役割が違っていて、MIDIキーボードはリアルタイムで音を鳴らしながら、伴奏を考えたり、メロディーを考えたりするのに使い、MIDIシーケンサーは、打ち込んだノートを調節したり、ピッチベンドなどの調節を行ったりするために使います。

ですので、少なくとも私自身は、DTMにおいてMIDIキーボードは必要不可欠な機材だと考えています。

DTMでのボーカル録音用にマイクを購入する

DTMでボーカルを録音するには、オーディオインターフェイスにマイクをケーブルで接続して、そのマイクからのオーディオデータをDAWソフトに送信して保存する、という流れで録音を行います。

ですので、マイクを購入する必要があるのですが、マイクにも色々な種類があって、音響関係の仕事や専門学校を出ていない人であれば、どういったマイクを購入した方が良いのか分からないと思います。

ただ、マイクの種類は大きく二種類に分けられるので、そのどちらを購入するか判断すれば良いと思います。

how-to-use-music-video.com

コンデンサーマイク

コンデンサーマイクは、精密な音を集音する事が出来るマイクです。

コンデンサーマイク

コンデンサーマイク

ただ、コンデンサーマイクを使用するには、マイク内に内蔵されているコンデンサーという装置に電力を溜め込むためのファンタム電源という電力供給機能が無いといけません。

一昔前であれば、パワーサプライなどの電力供給機材を購入して、コンデンサーマイクに電力を供給していたのですが、最近のオーディオインターフェイスには、ファンタム電源の機能が搭載されている物も多いです。

ですので、自分が購入したオーディオインターフェイス、または、これから購入する予定のオーディオインターフェイスに、ファンタム電源の機能が搭載されているか確認してみましょう。

ダイナミックマイク

ダイナミックマイクは、コンデンサーマイクと比べて精密に集音する事が出来ませんが、その分、耐久性や頑強制に優れているマイクとなっています。

audio-technica(ダイナミックマイク)

audio-technica(ダイナミックマイク)

ですので、故障し辛く、長持ちしますし、保管方法に関しても、オーディオインターフェイスに接続したまんま放置しておいても特に問題ありません。

DTMでボーカルを録音するのであれば、雑音も入りやすいので、コンデンサーマイクはスタジオ録音用に購入して、自宅でのボーカル撮りではダイナミックマイクを使うと良いと思います。(日本購入する事になりますが、、、。)

ノイズ軽減のためにポップガードとショックマウントホルダーも購入する

また、マイクの購入と一緒に、ポップガードという機材と、ショックマウントホルダーという機材も合わせて購入するようにしましょう。

ポップガードという機材は、リップ音などの「ペチャ」という唇の音を軽減してくれる網が張られた機材です。

ポップガード

ポップガード

ショックマウントホルダーというのは、マイクを設置するホルダーの事で、床の振動などのショックを軽減してくれる事で、マイクにノイズが入りづらくするための機材です。

ショックマウントホルダー

ショックマウントホルダー

DAWソフトのプラグインの中には、ホワイトノイズやリップノイズなどを軽減してくれるエフェクト系のものもありますが、やはり出来る限りは録音時のノイズ自体を軽減した方が、より綺麗なサウンドを作る事が出来ます。

ですので、この二つの機材は、DTMでボーカル撮りする時には不可欠な機材ですし、価格的にも二つ合わせて二千円くらいでセット販売されているので購入しておきましょう。